餃子屋の情報は確かなものでしたが、求める丸太には出会えませんでした。
一喜一憂で進路はハルビン市内よりさらに東へ。
真っ白な視界の悪い世界を飛ばす車。
メーターを見ると時速は160km。 生きて丸太は見られるのか?
あたりは暗くなり始め、次の町へ進むか泊まるかの決断が必要です。
次の町へは車で4時間ぐらい、事故のリスクを考えてこの町で夜を明かすことに。
今夜の宿泊施設のエントランスです。
左には猫の様なウサギ、右には竹にしがみ付いたパンダがいます。
そして中国でよく見る「小心地滑」の看板。※「床が滑るから注意ね」の意味
この何とも言えないユルい風景は中国出張の楽しみの一つです。
もう一つの楽しみ、「食事」です。
中国の方は、いつも面白い食事を提供してくれます。
今回初体験したのがこの魚。わかりますか?
チョウザメなんです。
食べてみると、味は川魚の味です。
ほんのりとウナギの様な上品な泥臭さがあり、味はタンパク。
びっくりする程に美味しい魚です。驚いた。
味付けも関西人の私にぴったりの薄い味付け。
これは酒がすすみます。
チョウザメに舌鼓を打ちながら、酒はハルビンビールです。
味はアッサリしていて、口に残った油を洗い流してくれる良いビール。
食事との相性は最高です。いくらでも飲める。
しかし明日も長距離移動。流石に控えなくては。
残念ながら、お酒は控えられませんでした。
今朝は朝から頭痛がひどいです。だからこそ、朝ごはんが大切。
左から「ジャガイモをみじん切りにしたフライ」。
斜め上にいって「小豆と粟の粥」。
その右の「野菜の岩塩づけ」。
その下「豆腐のあんかけスープ」。
全体的に塩分が殆ど感じられないのですが、野菜の岩塩づけは塩の塊を食べている様な味です。
アッサリを食べて、塩を食べての交互の作業が非常に楽しい。
なんだか頭痛も無くなってきました。
体調も回復したところで、進路をさらに東へ。
飛ばして4時間ほどでしょうか。次の町に到着です。
丘の上に停車させて町の風景を見下ろすことに。
ざーっと見ても、丸太が結構あります。これは期待できそう。
しかし、これだけの丸太は一体どこからやってきているのでしょうか?
あたりを見回しても、オーク材が採れそうな所は見当たりません。
そんな事を思っていると、
「丸太がやってくる競り場に行くかい?」
願ってもないチャンス。もちろん行きます。
次回の調達記はオーク材の競り場へ。