調達記10 インドネシアの有用樹種 製造者の方々

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写真:インドネシアの友人たちと

インドネシアでよく感じることは、人と人の距離が物理的にも精神的にも近いことです。

たとえば、家族4人で1台のバイクにしがみつくように乗っている姿が見られます。

そして仲良さそうに談笑をしているのです。

この距離感はインドネシアの象徴とするものではないでしょうか。温かさを感じずにはいられません。

最初は彼らとの距離が物理的にも近すぎて、恥ずかしかった事もありました。

しかし今ではこの距離の虜です。もっと来てくれと受け身な私は思ってしまいます。

変な表現かもしれませんが、「生ぬるい感じ」がとても心地よいんです。

インドネシアでミステリーツアー

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写真:ベスパで3人乗り

彼らからの提案は非常に大らかにされます。

「海、山、川。どこに行きたい?」

どんな海なのか、どんな山なのか全く分かりません。

質問しても「高い」とか「きれい」等の情報しかなく、前情報がほとんどなく決断を迫られます。

今回は「川」を選択しました。

意図して作られたミステリーツアーでなく、リアルなミステリーツアーが始まります。 

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写真:とある峡谷のあいだにて

とある峡谷の村です。

この場所には色々と驚かされました。

まず、イスラム教の国で、マリア様が拝めるとは想像できませんでした。

熱帯の植物と自然な形の岩が中心の景色ですが、粗野な感じはなく非常に上品です。

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写真:熱帯雨林の中の礼拝堂

なにもない礼拝堂ですが、ただ十字架だけが神々しく光っています。

太陽の光が十字架に入るように設計されたヤシの屋根です。

ヤシで編んだ屋根は南国仕様ですが、この空間には教会特有の湿気のないピーンと澄んだ空気が漂います。

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写真:山奥の滝で

さらに山奥に進むと、滝がありました。

遠くに黄色いシャツを着た友人が手を振っています。見えますか?

非常に大きな滝で、水も澄んでいます。

この写真の一枚だけを見ると、まるで日本みたいですね。

 

 

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写真:コピケンタ

ちょっと近くのお店でコーヒーブレイク。

例によって「コピケンタ」です。

今回は、その飲み方を説明しましょう。

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写真:コピケンタを受け皿にそそぐ

蓋を取って、コーヒーの粉が沈殿しているのを確認してから受け皿にコーヒーをゆっくり注ぎます。

急いで注ぐと粉も混じりますので、気を付けてください。

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写真:受け皿にたまったコピケンタ

上手に注げたら、そのまま飲みます。

受け皿に入れることによって、少し冷めますので猫舌の私には最高の飲み方です。

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写真:残った粉

最後は粉が残ります。

余り欲張りすぎて多く注いでも粉が入って口当たりが悪いです。

綺麗な上澄み液のみを飲用する方が通かもしれませんね。

今回は木材から全く離れた内容でしたね。

次回は工場へ戻り、出来上がり商品の検品打ち合わせです。

きっと彼らの作った製品は素晴らしいものに違いありません。

今から楽しみです。