アメリカ産のクルミ科の木で、ブラックウォルナットと比較して木目が似ている。
「色むら」の大きな素材だが、製材で白い部分のみを取り出した。
ヒッコリー魅力でも欠点でもあった「色むら」を無くすと、意外にも可愛いテイストの色合いに。
写真真ん中には「カスリ」のような茶色い箇所がある。
このような多少の遊び心のある色があってもよいかと。
白といっても色の差があり、すこしピンクがかった個体も見受けられる。
この材料が何かと問題を出されて、答えられる人は皆無ではないだろうか。
それほどまでに、製材と材料が特殊である。
しかし奇抜な見た目ではなく、木目、色ともに魅力的な床材だろう。
シンプルだが、他に替えがない床材である。
「床は決して主役ではない」という発想からこの床材を作ってみた。
あくまで、空間の引き立て役となる床材として一番静かなホワイトのみを抽出。
特殊な材料、特殊な製材のこの床は、どんな空間にも力を与えるだろう。
ヒッコリーは「伸縮率」が高く、幅広の無垢フローリングは動き、暴れる。
「無垢」での採用を見送り、「プライウッド」を採用。
2mm単板を採用。その表情や質感、もちろん耐久性も無垢と比べても遜色はない。
ヒッコリーと塗料である「油」の相性は非常に重要。
相性の悪い塗料を塗布すると、その美しさは引きだせない。
ヒッコリーに一番相性の良い塗料を選定し、箱の中で「熟成」させて提供します。
※こちらは通常のヒッコリーです 参考にしてください。