さらなる円安で、日本の“買う力”はますます弱くなっている。
それを見越して、海外勢は日本が買う前の“情報戦”で一気に仕掛けてくる。
このままでは、価格もスピードも読みも、どんどんライバル国に負けてしまう。
だからこそ、いま一度「どうやってフローリングを調達し、製材するか」を見直したい。
丸太の見直し
歩留まりの見直し
ちょっとした遊び心
この3つを軸に、新しい床材開発を進めていく。
若い樹齢のチーク丸太を新たに採用。
丸太自体は安くなるけど、工程が増えるので製造コストは実はあまり変わらない。
でも、ライバル国がまだ触れていない分野だから、こちらが“先に実績を積める”のが大きい。
一般的な市松模様のパーケットより、製造コストを少し下げられ、歩留まりも改善。
見た目も新鮮で、程よくクセがなく、住宅にも商業にも合わせやすい。
幅広材を取った後の部分を活用。
本来“捨て材”になりがちなところを活かせるのがポイント。
ただし、ヘリンボーンは定尺が必要なので、歩留まりはそこまで劇的に良くはなかった。
それでも、仕上がりがとにかくカッコいいので、これは“遊び心枠”として作りたい。
