東京の床は面白い

少し時間ができたので、東京の床を見に行きました。

特に面白かった床は「森美術館」「麻布台ヒルズ」この2か所でしょうか。

こちら、森美術館のエントランスです。

使われているのはナラ材かなと推測します。

エントランスは節がほとんどない、上級のグレードが選別されて使われています。

光の加減で少し黄色っぽくも見えますね。

 

 

見る箇所を変えると、斜めにも見えます。

サイズは220幅2000長ほどのサイズです。

住宅には少し大きすぎるサイズかなと感じます。

窓からの光で逆光になっています。

木目と溝がクッキリと映えて素敵です。

また、張り方もレンガ張り(半分ずらし)されている事が強調され、良い光景です。

同じ床材ですが、こちらは少し赤い光が照らされています。

イメージは夜の雰囲気でしょうか。

実はこのナラ材、浮造りに少しホワイト色が施されているものです。

この光だと、それが分かりやすく映えますね。

こちらは強い白い光が照らされています。

その為、木目に入り込んだホワイト色が強調されています。

 

光色と光量の違いで、ここまで見え方が変わるのかと痛感させられた施設です。

 

弊社でもこれに近い材料を作っていますが、施工の際は注意ですね。

 

ハードドライペイントのフローリング

↑クリックで詳細。

 

弊社のフローリングはヨーロッパ系のオーク材、この森美術館のものは、恐らくはロシア系のナラ材。

見え方が若干違います。

 

非常に面白い美術館でした。