竣工現場に伺う意味

アンドウッドでは、施工後の現場に出来るだけ伺えるように心がけています。

 

その理由として、

1、床材の不具合の確認

2、現状の木目の確認

3、建築が好き

 

ざっくりこの3点が挙げられます。

 

1に関しては、ササクレ等があった場合は伺った際にその場で補修もできますし、今後の床との付き合い方についてもレクチャーすることができます。

 

2に関して、床材の製造過程でロットごとの木目の確認が意外に難しいのです。

建築に使われて広い面積で使われた際に、そのロットの木目の「リズム」が判るんです。

その「リズム」から、現状の丸太の状況を読み解くことが遡ってできるので、重要です。

 

3に関して、単純に建築が好きです。

また、弊社で作られた床材の完成を見ることは、生きがいです。

写真撮影の際、ファインダー越しに見える景色には毎度感動させられます。

 

竣工後に、ましてやお施主様がお住まいになられてから伺うことは、無礼な一面もあると思います。

しかしフローリングのメーカーを呼ぶことで、誰も知りえない製造工程の背景もお話しできます。

 

ひとつの「イベント」として、お呼びいただけますと嬉しいです。

 

 

※京町屋でヘリンボーンを採用された例

苦労して作られた床材の完成形です。