無塗装、オイル塗装であれば下記写真の様にヤスリで木目に添って削って取って下さい。
120番程度の粗さががお勧めです。
ウレタン塗装の場合はシンナー、もしくはハンドクリームを付けて優しく取り除いてください。
ウレタンの場合、擦りすぎたり溶剤が強すぎるととツヤが変わる可能性があるので、見えない所で試してからご利用ください。
養生を取ると床材が白くなっている事が稀にあります。
間違った方法で清掃をすると悪化しますので、下記方法で対処してください。
白濁の原因は「界面活性剤」などによる油の「乳化」です。
床をそれが含まれる溶液で掃除をした後に養生をすると、高確率で白濁化します。
下記動画でも説明しています。
無水エタノールで奇麗に拭き取れます。
ウエスなどにしみこませて取り除いてください。
ヤニは1~2年ほどで徐々に出なくなりますので、ご安心ください。
ヒノキのヤニですが、下記に補修動画があります。
ぜひ、ご覧ください。
割れた個所に接着剤を流し込みヤスリで表面を整える方法があります。
重ね貼りの施工は基本はおすすめしていません。
理由として下記の5点が挙げています。
1、既存のフローリングとその下地の間に空洞がある可能性があるので、重ね張りすると踏んだ時にその空洞が沈む事により音が発生するリスクがある。
2、既存のフローリングと下地との接着が不十分である可能性があるので、新規で施工した無垢フローリングの伸縮によって、接着の弱い箇所がはがれてしまい盛り上がるリスクがある。
3、既存のフローリングにワックスなどが塗られている場合、接着剤の効きが弱くなり、または効かない事により空洞ができて床鳴りのリスクがある。
4、既存のフローリングに不陸があり、床が平滑に仕上がらない可能性がある。
5、既存のフローリングに釘が効かない可能性があり、施工性が悪くなる。
すなわち、この5点を容認できれば施工できる可能性があります。
こちらの写真は、既存のPタイルの上に施工をした写真です。
施工後も特に床鳴りをすることもありません。
しかし、先ほど述べました4の項目だけクリアできませんでした。
下地に不陸があったため、そのまま仕上がりの表面にも現れています。
ここの現場は高さに制限があったため、下地が作れない現場でありました。
完璧に施工をされたい方には不向きな工法ではありますが、状況によっては重ね貼りも選択肢のひとつですね。